OLYMPUSのフィルム一眼レフカメラ『OM-1 ブラックペイント』の出品です。 1972年に発表された世界最小最軽量の35mm一眼レフカメラとして今でも伝説となっているモデル。開発の陣頭指揮を取った米谷氏の強いこだわりで、氏の愛用したバルナックライカとほぼ同じ寸法になっています。OM-1としては中期型で、モータードライブに対応したことから『MD』と呼ばれます。 この個体はコレクターの方にデッドストック未使用品を譲っていただき、私が少しだけ使用したものです。ブラックペイントはシルバーよりも新品価格が高かったので個体数が少なく、あっても大半がボロボロなのでこのような綺麗な個体は極めて少ないです。レンズは50mm/F1.4が付属します。 ボディとレンズ以外に、レンズ保護フィルター・レンズキャップ・ボディキャップ・UN製シャッターボタン（ブラックペイント）・アクセサリーシューが付属します。 コンディションについて。 上記のようにデッドストック品を数ヶ月程度のあいだ普段使いしていました。露出計は不動ですが、あとはシャッター全速動いています。精度はわかりませんがネガレベルであればほぼ適正露出でした。 この個体の売りとして、傷つきやすいブラックペイントでありながら傷やペイントロスのほぼない綺麗なコンディションであること（アクセサリーシューの部分にOM-1お約束の糊痕はかすかにあります）、持病であるファインダープリズムの腐食がない綺麗なプリズムであることです。ファインダー自体は順光だと分かりませんが、強い光源に向けるとやや曇っている感じがします。 レンズは目視でわかるカビがありますが、それを鑑みても非常に良い写りをします。作例を掲載するので参考にしてください。 その他もしかしたら気づいていない不良があるかもしれませんが、外観とファインダープリズムは極めて状態が良いので上物の整備ベースとしてお考えください。部品抜き取りを防ぐためノークレームノーリターンにて。